出生前診断受ける?受けない?【しゃる】
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36歳で妊娠した私。いわゆる高齢出産にあたります。
嬉しい反面、不安が押し寄せてきました。
高齢出産だと障害を持って生まれてくる可能性が高くなる…

「障害をもって生まれてきた場合、私に育てられる??」

妊娠前の考え

とにかく子どもが大好きで大好きでたまらない。
自分に子どもができたら~…と妄想していたっけ…
妄想に出てくる子どもはもちろん健常者
「妊娠したら出生前診断受けて陽性ならおろす」と決めていた。
なぜなら、私の叔父はダウン症…
身近で苦労を見て育ちました

妊娠発覚後の考え

検査薬で陽性が出てからも私の考えは変わらず。
旦那にも強気に伝えてた。
「ちゃんと妊娠してても出生前診断受けて陽性ならおろすから」と。

陽性反応が出てから2週間後、産婦人科へ行きました。
診察してすぐ医師の「おめでとうございます」の声
エコー画面で見る小さな小さなわが子、力強い心音
これを聞いた時に揺らいだ……

悩む日々…

いざ妊娠が確定し、出生前診断のことを調べる。
私が通院していた産院では2つの出生前診断が受けられるようだ。

1つはクアトロテスト
15~17週の間でクアトロテスト(母体血清マーカー検査)が受けられる。
「ダウン症、18トリソミー、開放性神経管奇形のリスクを調べる検査です(母体採血)」
と書いてある。費用は18,540円

もう一つは羊水検査
15週以降
「高齢妊娠や他の検査で異常が指摘された場合に施行します。
ダウン症など染色体数異常の疾患の確定診断ができます。」とある
費用は14万~ (!!!!!)

先生に聞く
「出生前診断を検討しているのですが……」
「なんで?」
「高齢なのと、叔父がダウン症でして…」

「まず、叔父さんがダウンだろうと遺伝は一切関係ない。自然妊娠だよね?高齢って言っても36歳だし。
あとクアトロテストはあくまで確率がわかるだけ。これで陽性と出ても健常者が生まれることもある。
羊水検査だって、刺さなくていい針を刺す必要はない。それにわかるのは3つの障害だけだよ?」

と。
この先生は出生前診断はよく思ってないのかなぁ?

さてどうする??

羊水検査を受けたところでわかる障害は3つ
陰性だったとしても、耳の聞こえない子が生まれるかもしれない。
目の見えない子が生まれるかもしれない。
自閉症の子が生まれるかもしれない。

私は検査を受けて陽性が出た時にどう判断するんだろう?
あんなに「陽性だったらおろす!」なんて言ってたのに…
果たしてこの子をおろすことができるんだろうか?
どうしよう?どうする?どうしたらいいんだろう…

母は「どうせおろすことなんてできないんだから、検査なんて受けなくていい!」と言う。
うん。そうだと思う。きっとそうなのかもしれない。
でも私は「どんな子でも育てる!」という覚悟が持てないでいた…

決心がついたきっかけ

毎日毎日グルグルグルグル…
泣いて泣いて悩んだ。
どうするべきだろう?どうしたいんだろう?

そんな時旦那から
「俺はどんな子が生まれても育てるよ。」と。
「検査を受けて陽性が出ても事前準備ができるから、その方が安心なら受ければいい。
妊娠生活を楽しく過ごせるようにしたらいいんじゃない?」と。

そしてダウン症の弟を持つ父が新聞のとある記事を私に見せてきた。
そこにはダウン症の子の90%が生まれてよかったと思っていると。
幸せだと感じている。との記事。

父は私の考えだと思っていた。
障がい者は幸せではないと言い切る人だったから。
弟で本当に苦労している人だから。

そんな父がこんな記事を渡してきた。

この旦那の言葉と父の行動で私は
「どんな子が生まれても絶対に育てる!!」と覚悟ができた。
その覚悟ができたから、検査なんて受ける必要ない!
検査にかかる料金を子どもの為に使おう!!
と思いました。

最後に

検査を受けないと決めてからは妊娠中とても楽しく過ごせました。
元気におなかの中で動いてくれた息子
しゃっくりをしょっちゅうしていた息子
生まれてからも幸い大病もなく元気に育ってくれています
検査を受けていたら、陽性だったら、今いないかもしれません。

出生前診断を受ける受けないはやっぱり「覚悟」なんじゃないかなーと思います。

一人では子育てできません。
家族といーっぱいお話しすることが大事だと思います。

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