お久しぶりです。カワウソ夫(メガネ)です。
さて、今回は我が家でチャイルドシートを個人輸入してみた話と、本当のところはお得なの?という話をしたいと思います。
もくじ
チャイルドシートを買おう
こつめが生まれる前の事。こつめが生まれたら、病院から退院する際にどうしようと考えたのです。
病院は位置的に電車の駅からも遠いし、バスで移動するには新生児連れてではちょっと辛い感じ。
そうするとタクシーか、自家用車+チャイルドシートかなってなるわけです。
我が家は車があるので、生まれた後のことも考えて後者ですね。
サイベックスのチャイルドシート sirona シローナを買いたい!
前回、サイベックスのMIOS(ミオス)というベビーカーを購入した話を書きましたが
同時にサイベックス のチャイルドシート「Sirona(シローナ)」というのを見つけてしまいまして、これだ!に一目惚れしたわけです。
表面をなめらかな曲線でおおった、すっきりとしたデザイン。
そしてサイベックスのベビーカーとも共通の「操作できる箇所は全てシルバーの配色」によって、どこが操作レバーなのか一目でわかる実用性。
そしてなるべく後ろ向きで座らせる期間を長くすることで、万一の際の被害を最小限にしようという姿勢だとか、
両脇に引き出し型のアームをつけることで、サイドからの衝突被害を軽減しようという機構など
安全面を重視した設計思想が気に入りました。
あとは機能面では以下を満たしていたので、これも特に不満はなく。
・ISOFIX対応
・新生児から4歳ごろまで使える
・回転式
ちなみにベッド型は最初から検討していません。
自動車事故対策機構(JNCAP)のチャイルドシートアセスメントでも、前面衝突試験で「優」の判定が出ているベッド型のチャイルドシートはなく、後ろ向きまたは前向きで座らせるタイプの方がより安全であるからです。
チャイルドシート安全比較BOOK
個人輸入、、、するか?!
そんなわけでシローナにしようと思ったわけですが、ネックは値段。
当時の価格を見ると、7万8千円。た、高っ。
国産のやつが座らせるタイプの形状で3万とか4万円からあることを考えると、割高感は否めません。
えーー、なんとかならんのかしら。
なんとか安く買える方法はないかしらと探していると、目にとまったのが個人輸入。
もともとサイベックスのチャイルドシート購入記事自体が少ないので、個人輸入記事もすぐに目につきましたし。
早速、いくつかのサイトの購入記にあった「kids room」というサイトにアクセス。
Baby products online store - worldwide shipping | kidsroom
せっかくなので生地がちょっといい感じの「Sirona plus(シローナ プラス)」で値段を検索して見たところ
「403.32」ユーロ
(その時の為替レートで約5万円)
Cybex(サイベックス)安いじゃん!
え〜、それなら専用のカバーも一緒に書いたい〜。
欲が出ますw
もう少し詳しく検討して見ましょう。
ここからは少し英語力が必要です。
まずサイトの上部にある検索バーで「cybex sirona plus」を検索。
検索結果からCYBEX child car seat Sirona Plusを選択します。
すると「Add to basket」ボタンの下に「excl. VAT and shipping to Japan」と書いてあるので、
ここに表示されている価格はVAT(付加価値税)と日本への送料が含まれていない値段であることがわかります。
付加価値税は日本の消費税みたいなものですね。日本から買う場合は免除されます。
で、「shipping」のリンクをクリックすると「Shipping to Japan:from 18.90€」と表示されます。
18.9ユーロからって、結局いくらやねん!
というわけで一旦商品をバスケットに入れた後、バスケットの内容を確認すると、送料が表示されました。
DHLかDHL Expressのどちらかが選べて、DHLの方が安く66.40ユーロでした。
ついでに専用カバーも検索すると、33.57ユーロ。
ここまでで合計すると
本体:403.32ユーロ
カバー:33.57ユーロ
送料:66.40ユーロ
---
合計:503.29ユーロ
当時のレートで計算すると、、、約6万2千円。
専用カバーと送料を含めても、日本で買うよりだいぶ安いですね。
個人輸入のデメリットってなんだろう
だいぶ買う気が満々になってきたわけですが、その前にデメリットについても考えて見ましょう。
・日本代理店の保証が受けられない
日本の価格には輸入業者であったり代理店の保証費が上乗せされているので、個人輸入したものについては対象外のはず。
たとえ故障して連絡したとしても、取り合ってもらえないと言う覚悟が必要です。
・日本語マニュアルがない
正規輸入版を見たことがないのですが、おそらく日本語のマニュアルがついているはず。
こう言うところも正規輸入する際に上乗せされるコストですね。
これについては、YouTubeで取り付け方を解説している動画があったので、なくてもなんとかなると判断しました。
・届くまでがドキドキする
海外(今回はドイツ)からの輸送ですので、時間はもちろんかかるでしょう。
さらに輸送中に破損したりするリスクもあるかもしれません。
・やりとりが英語。たまにドイツ語。
問い合わせなどのやりとりが英語です。
ドイツのショッピングサイトなので、届くメールがたまにドイツ語w
必要ならばGoogle翻訳などの力を借りつつ、ガッツで乗り切りましょう。
・ちょっと余分な費用もかかる
海外通販でカードを使用する場合、実際の価格は決済が行われるタイミングの為替レートに、カード会社の手数料が数パーセント上乗せされた値で計算されます。
そのため手数料分だけ多く必要になります。
あとは、関税がかかるはずなのですが、参考にしたサイトなどでは「関税はかからないはず」だったり「かかる」と書いてあるものがあったり
まちまちなので、期待を込めて無税もしくはそんなに高くないことを期待しますw
(結果からいうと、関税はかかりました)
メリットが上回った!個人輸入に踏み切る
以上デメリットもありましたが、妻に相談したところオッケーがでました!ありがとう妻よ。
私の算段としては、精密機械ではないから輸送中に壊れてしまうことは少ないだろうと言うこと、
あとドイツ製品だからすぐ壊れることはないだろうとw
やはりメリットである、安くなるという点が魅力的でしたね。
早速kids-roomのサイトでポチ!
自動返信の注文受付メールが届きましたが、ここで10日経ってもなんの音沙汰もなし。
個人輸入の先輩たちは「注文後に間違いなく注文が通っているか確認すべし」と書いているので、
私も早速kids-roomの問い合わせフォームから確認を行うことにしました。
こんな感じです。
Hi.
I ordered a kids seat and accessory on 10th March.
Please let me know when I can expect to receive the items.Regards.
するとすぐに返信が返ってきました。
Hello,
thank you for your message.
Your goods will be shipped in the course of the next week(27th March to 31st March 2017).
You will then receive the DHL tracking number by separate mail.
The approximate shipping period will be two to three weeks.Kind regards.
(来週には発送予定で、発送後にDHLの追跡番号をお知らせするよ。商品の到着はその後2〜3週間後になるよ)
おお!やったね。早速お礼の返信をして待つこと3日。DHLの追跡番号がメールで送られてきました。ドイツ語でw
チャイルドシートの注文から荷物到着まで
03/24にkids-roomからDHL追跡番号が送られてきた後の流れです。
DHLは日本郵便と提携しているので、DHL追跡番号が日本郵便に連携されたあとは日本郵便のサイトで荷物の追跡ができます。
荷物が我が家に到着するまでにかかった時間はこんな感じです。参考までに。
03/25 05:12 | 引受 | ドイツ |
03/28 18:10 | 国際交換局から発送 | フランクフルト |
04/04 09:09 | 国際交換局に到着 | 川崎東郵便局 |
04/04 09:15 | 通関手続中 | 川崎東郵便局 |
04/04 18:35 | 通関手続中 | 川崎東郵便局 |
04/05 16:24 | 国際交換局から発送 | 川崎東郵便局 |
04/06 13:16 | 到着 | **郵便局(最寄りの郵便局) |
04/06 15:18 | お届け済み | **郵便局(最寄りの郵便局) |
フランクフルトの国際交換局から川崎東郵便局に到着するまでが1週間。
川崎東郵便局は、日本の国際郵便のほとんどを取り扱う局のようですね。
4月4日に通関手続きが行われています。なぜか2回も。これ、一回ダンボールを開けて中身を確認したからじゃないかと思ってるんですが。
というのは、届いた荷物を見たところ「税関検査のため開封された」旨のシールが貼られていたから。
通関手続きが終わってからは、国内で郵便物をやりとりするのと同じくらいの時間で荷物が到着しました。
(ちなみに、家は東京都内です)
というわけで、DHL追跡番号を受け取ってから荷物が届くまではジャスト2週間でした。
ドイツの人の言うスケジュール、信用できる!
サイベックス(Cybex)を取り付けてみた!
早速ダンボールから取り出して車に装着し、、、
重っ
約20kgだそうで。そりゃ重いわな。
ベビーカーの時にも薄々感じていましたが、どうやら重い=頑丈と思っている節があるらしく、日本メーカーのように「軽くて取り扱い楽々〜」が二の次のようです。
安全であるに越したことはないので、今回そこは目をつむります。
ISOFIXのレールにガッチャンと取り付け。
色は日本に正規輸入されていないオータムゴールドというカラーにしました。せっかくの個人輸入ですしね!
最初は助手席の後ろに取り付けましたが、運転席の後ろの方が安全と言われていますので、そちらに移動しました。
座面はリクライニングすることができて、写真は一番寝かせたところ。
新生児時期にはちょっと立ちすぎてて苦しいかな?と思い、新生児用のベビーインレイを別途日本の店頭で購入しました。
(やはり触って見ないと、必要かどうか判断がつかなかったので)
結局ベビーインレイを使った回数は、病院から退院する時と、妻の実家まで往復する時の数回だったので、タオルとかでも代用できるかもしれません。
首回りのサポートは上下に移動させることができまして、横に引いてあるラインより上になるようであれば
(つまり子供の身長がその程度まで伸びた場合)、チャイルドシートを前向きにしていいよと言う目安になるそうです。へー。
また、チャイルドシートのサイドに磁石が埋め込まれていて、子供の乗り降りの際にベルトを磁石にひっつけてどかしておくことができます。便利。
まとめ
さて、まずは実際にかかった費用のまとめです。
カード会社の換算レートが1ユーロ=124.49284円で確定したので、その値を使用します。
カッコで日本で購入した場合との差額を記載します。
全て当時の価格です。
本体 :403.32ユーロ = 50,210円 (28,630円の節約)
カバー:33.57ユーロ = 4,180円 (1,545円の節約)
商品小計(送料、関税除く) 54,390円 (30,175円の節約)
そこに加えて
送料 :66.40ユーロ = 8,266円
関税 :2,600円
総計 65,256円
結果
トータルで19,309円の節約!
メリットとしては、
・送料込みで約25%の節約になった。
・日本に導入されていない色を選べた。
今回はたまたまトラブルなく手元に商品が届いたので良かったですが、輸送中にトラブルなどあると面倒そうです。
節約できた分をお得と考えて個人輸入にするか、
それとも安心を買う意味で正規輸入品を買うか、
悩ましい部分ではありますね。
とはいえ、欲しい色が国内になくて、どうしても個人輸入したい!と言うこともあるかと思いますので
今回の記事が参考になれば幸いです。
個人的には満足でした!
※個人輸入を推奨するものではありませんので、自己のご判断でお願いします。
追記
追加で購入したアイテム
■Cybex チャイルドシートマルチカバー
赤ちゃんはよく汗をかくし、吐き戻し、うん漏れの可能性を秘めているので、専用のカバーを購入しました。
サイベックス(Cybex)の色味は隠れてしまうのですが、衛生面大事。